終に・・・ [暮らし]
いつかこの日がくると覚悟はしていましたが・・・
そろそろ春蚕はいかに?と電話してみたら、
「ごめんねー、今年からやめたんだわ」
「あーそうですかー、残念だけど仕方ないですねー。
今までほんとうにありがとうございました。お世話になりました」
がっくし。
県東部で唯一残った養蚕農家さん。
7年前から春と秋の年2回繭を頂いていた方が、終にやめられた。
ご高齢のご夫婦で毎年、来年はないかもとおっしゃっていた。
今までよく続けてこられたと感謝です。
おかげで生繭から糸を引くという得がたい体験を
させてもらえたのですもの。
繭は無くとも、今までに貯め込んだ繭ケバが7年分ある。
桑の葉っぱやらワラ屑やらのゴミだらけになっているけれど、
きれいに掃除して糸を引こう。
それに作り貯めた真綿もあるしね。
だけどなー・・・
残念だなー・・・
卵から孵してお蚕さんを飼っていらっしゃった方なのよねー。
ノウハウも、道具もこれで消えていく・・・