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還ってきました [暮らし]

長らくのご無沙汰でした。

7月3日に心臓と肺動脈との間にできた腫瘍の手術が無事に終わりました。

当初できていた腫瘍だけではなく肺動脈に癒着している血の塊も取り除かねばならず、

朝の9時から夜の12時までなんと15時間にも及ぶ大手術でした。

あのまま向こうへ行ってしまっても不思議ではなかった私を、

この世に引き戻して下さった心臓外科の執刀医初め医療スタッフの方々、

終わるまではらはらしながらずっと待っていてくれた家族や、

無事を祈ってくれた友人知人、そして見も知らぬ方々まで、

ほんとうにありがとうございました!

おかげさまで九死に一生を得ました。

手術前には、もっと早く手を打っていればとか、なぜセカンドオピニオンを

受けなかったのかとか、あれこれ自分のふがいなさや、

決断力の無さなどで後悔に責められていたのですが、

こうしてたくさんの方により命を救われてみると、

よくぞ助けてくださったという感謝の念でいっぱいになり、

自分を責める気持ちも消えました。

 

さて、術後は順調に経過しており、

人工心肺装置を長時間使ったために、無機肺といって右の肺の下部がつぶれているので、

深呼吸や呼吸練習器を使い早く肺を広げないと元に戻らなくなるそうで、

ひまさえあればリハビリしていました。

また肺炎を併発したので抗生物質で治療していますがまだ治りきっていない状態です。

術後2週間を経て、取り除いた腫瘍の検査結果が出、悪性のものと判明、

すぐに血液腫瘍科に転科となりました

転科当初は一刻も早く治療を始めるとのことでしたが、

現在はまず肺炎と無機肺を治した上で抗がん剤療法を始めるということになりました。

で、本日午前中に諸検査をこなしたら、日曜日の夕方まで一時帰宅を許されました!

いざ、帰宅してみると病院にいる時とは大違いで、

段差ひとつ乗り越えるにも息切れはするし、

全館冷房のわけもなく温度差は激しいしで、

かなりくたびれてしまいます。

でもでもそりゃー家が一番ですとも!

 

心臓外科を受診時、かなりむずかしい手術になると説明を受けたので、

入院する前の日に葬儀社に手配をしてまさかの時の心づもりをして入院したのですが、

こうして生かされてみると全てに感謝感謝で、

悪性の腫瘍であっても、今日明日に死ぬわけでは無し、

ゆっくりと死と向き合う時間を与えられたことは恵みであり、

神様の賜物と思えます。

もちろんそんなに簡単に死ぬ気はありませんよ。

しぶとく生き抜くつもりではいますが、

いつ死ぬかは私の管轄外、力の及ぶところではありませんもの。

自分のできるところは一生懸命がんばるけど(リハビリなど)

それ以上はお医者様を信頼して力を尽くして頂き、

後は神様にゆだねるしかありません。

一時帰宅の身なのでこのあたりでまずは経過報告を。

この先一時帰宅できたり、退院できたらまたブログ上でお会いしましょう。


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