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号泣! [暮らし]

は~いみなさま、

またまた二泊三日で愛しの我が家に帰って来ました。

ほんとなら昨日あたりで後半戦突入の筈が、

なんと私の回復力が素晴らしくて(たぶん)

来週月曜日、8月20日から後半の抗がん剤治療が決まりました。

昨日の夕方、医師やナースのチームでカンファレンスされた結果だそうで、

ではそれまで私は全く暇になるわけです。

で、今朝になって担当医師さまから、今日帰って良いですよ。と。

うわーっいっ!!!やったーやったーやったー!!!

思わず先生さまにハグしちゃいました。(ごめんなさい)

いや浮かれている場合ではないのです。

後半戦は、かなり強い治療となり、

前回白血球の底値が500に留まったため、

ぎりぎり4人の大部屋にいられたけれど、

今回はまず500以下になる公算大で、

その時は即個室ご入室なのです。

そのため今回は激励休暇とでも申しましょうか、

先生の温情で、しっかり家族のもとで休養して次の辛い(たぶん)治療を耐えて欲しい、

ということらしい。

たぶん、とからしいとかみんな私の推測ですが。

てなわけで、午後3時まえには夫のお迎えで懐かしい(いや先週も帰ったんですけど)

我が家に到着。

今日から三日間は携帯はオフ。

しかし、パソコンは家族がいない時ならOK、と勝手に決めて、

まずはお茶を飲みながら、夫と積もる話をつらつらと。

いやーなかなかこんな時間は持てまへんですもん。

で、ゆったり時間にうながされ、

先週夫がいない留守に大泣きした話を告白したのです。

このブログでは明るいガン患者なんてノリで書き散らしているけど大丈夫かこの人。

なんて違和感持ったり、不思議に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

これで私が2、30いや40、50代でもこうはいかなかったと思います。

たぶん絶望してのたうちまわったでしょう。

だけど、私はもう65歳(いや、9月まで64歳だけど)

こんなことがなくても日常的に死は常に意識しています。

今回、先に生きるか死ぬかが来て、九死に一生を得る体験をすれば、

よくぞ助けてくださった、あとはガンと共に生きられるだけ生き抜くのが恩返し。

となったことはお分かりいただけるでしょうね。

で、私も心底今の病院生活をはっぴーと感じ、

げんに食欲モリモリ毎食完食し、できればお代わり欲しいなんて思い、

朝の6時と、歩行練習した後のご褒美ミカンがひたすら嬉しい。(お腹が空いて空いて)

などとやっておったわけですが。

前回の外泊二日目、お盆だしと、お仏壇の戸を開けたとたん、

夫の両親の遺影と目と目が合いました。

その瞬間、だーっと涙があふれて止まらなくなり、

思わず手を合わせ、

「お舅さん、お姑さんどうかわたしを助けて下さい!死ぬのは怖くないけど、

家族と離れるのが辛いのです。

今まで私は至らぬ嫁でしたが、今病気のおかげで家族の大切さ、

今まで家族にいかに助けられ支えられてきたことかをやっとわかったのです。

どうか一日でも長く生きさせてください、この家族の元から引き離さないで下さい」

と、勝手なお願いを誰もいないのを良い事に延々、涙が枯れるまでお願いしたのです。

で話はそこで終わらない。

夫が帰ってくる頃には気分も落ち着き、常と変わらぬ態度で迎えた(筈)。

ところが翌日、つまりまた病院へ戻る日、

私がなんと1時間も早く起きてしまい、(5時)

いつもの朝のパターンで朝食を作り食べる。

9時だわ、夫にじゃー行ってらっしゃい!

夫、「はあー?お前何を言ってるんだ、まだ8時だぞ。だいたいはしゃぎ過ぎなんだよ云々・・・」

私は思わず涙がぽろり、出かかるのを必死で押しとどめ、

あららーんアホやったなー、病院ボケだね。と

何でもないようににっこり。(したかどうかは記憶にないけど)

私の味方の娘も生憎体調を崩してその日はふとんから出られない状態。

一人で耐え(けなげ)自分の本棚の整頓を。

この際すっぱり捨ててカタを付けようと以前から思っていた事を黙々と。

ところがふせっている娘の枕もとをずかずか歩き、

堪りかねた娘にとうとう、

お母さん、声大きいし、やかましいよ。

と言われた瞬間キレた。

うわーんっ!

自分でも何でこんなに悲しいのか分からないのに、

涙が後から後から出て来て、

しかも声を振り絞って泣き叫んでしまった。

どうしても止まらない。

一生分の悲しみを今吐き出しているかのように声を振り絞る。

さあ、娘はびっくりして起き出し、

私の背中をさすりながら、おかあさんごめんね、私が悪かったと耳元で囁く。

今度はそれが嬉しくて甘えた気持ちでなおも泣く。

そうこうしている内に、娘は本格的に気分が悪くなり、

お母さんごめん、私限界だわ。とふとんに倒れ込んでしまった。

さあ、こうなると私も母のスイッチが入る。(だって涙も鼻水もヨダレも枯れ果てたもの)

慌てて、夕飯の支度をし、掃除もささっと、シャワーを浴び病院へ戻る支度をして

5時に送ってくれる約束の息子が遊びから帰るとすぐ病院へ。

なんて急いだのは、(別に5時が6時になっても病院はOKなのに)

憎い夫にいじわるしたかったから(ってこれがいじわるってテキに通じるのか?)

自分だけに通じるヘンな意地をはり5時に帰る夫と顔を合わせることなく

無事病院へ到着。

ざまーみさらせっ!(ってだから通じてないんだってば)

と一人相撲を取りました。

で、このてんまつは明日ね。

 


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