味わう [暮らし]
朝9時、長靴を履き、麦わら帽子をかぶって、鍬とカマと、カメラ持参で出発。
昨日より確かな足取り、うんこれはいいぞ。
さっそく適芯からね。
適芯というのは、綿の茎のてっぺんを摘み取る事です。
綿の実は側枝にしかつかないので適芯することで、
側枝の成長が促され沢山実が付くのです。
ってねー、自分で収穫できもしないのにこんなことしてもなあ。
とは思いつつも毎年してきたことだからね。
こういう状態の綿のてっぺんを 摘み取り、ついでに下草を刈って
下に敷き詰めて終り。 緑綿228本摘んで終了。
だけど、放っといても草ってこんなふうに枯れて自然に横倒しになってくれるんだよね。
人間が余計なことをする必要なんてないんだよなあ。
いや、草に負けないように見守る事は大事なんだけど、ある程度いけば放っといても。
ところが人目を気にすると、あまりにものぐさにみえてもまずいからね。
(気にかけていますからねという地主さんへのアピール)
今は青々と茂って綿の邪魔をしているように見えるツユクサだって、
このままにしておけばいずれ枯れて綿の栄養になる。(よね?)
なんぞとつぶやきつつも、手を動かすのは楽しいし、
下草を取ると、ダンゴ虫が塊になってもぞもぞ這いまわってるのを見たり、
あららん!綿の茎にはアブラムシがびっちりじゃん。
おおこちらにはちゃーんとテントウ虫さんも控えて捕食体制とってはる。
なんてしてる間にお昼のサイレンが!
へ?もうこんな時間?
結局張り切って持参した鍬もカマも、今の私の体力では使えずに、
適芯用の剪定バサミで下草もチョキチョキ。
畑に座り込んでの作業なので力は要らないけれど時間はかかる。
3時間の劇的ビフォー、アフターの結果は↓
昨日の夕方 今朝
そこはかとなくこざっぱり感にあふれています?
今朝はちゃんと夫に断って出たとはいえ、こんなに時間がかかっていいわけが無い。
さあ、帰ろ。
あ、足が上がらない~。
使えもしないのに持ってきた鍬にカマが重たい~。
かっくん、かっくんする足をなだめすかしながら帰宅。
夫が用意してくれたカレーを食べ、
午後は二階の片づけの続きを。
って無理でした。
どうにも体が動きまへん。
無理するんじゃないってみんなに言われてますが、
私には無理ってのがわかりませんのです。
自分ではこれくらいできるじゃろ。が、やってみればできまへん。
やってみなきゃわかりません。
で、毎回違う事象にその都度おろおろじたばた。
今回の2クール目の治療中一番辛かったのは、
主に腰や胸、肩や背中といった上半身を突然おそった痛みです。
初めは我慢できていたのが、
だんだん夜も眠れなくなり、気力は無くなるし、
いったいこの痛みは何時まで続くのか?これ以上広がるのか?今より強くなるのか?
不安におしつぶされる。薬を出してもらっても効くより先に不快感が強くて拒否。
後から出してもらった薬がやっと効いたと思ったら、
点滴が変わったらピタリとウソのように治まりました。
結局10日間苦しみ、心も折れた。
で、前後して出てきたのが、手足の先のしびれ。
これも、1クール目の早い時期にすでに両手、両足の指先には出て来ていたのですが、
2クール目に入ると、少しずつ強くなり、範囲も手の平と足の裏全体に広がるし。
そして、今回の外泊一日目、
ついに来た、味覚障害。
初日の夕食の一品は作ってくれとの夫の言葉に、
喜んでコマツナとがんもどきの煮びたしを。
ところが味をみると、なんかヘン。
にがいような、甘くはないけどヘンな味。
うん?
こんなカンジいままでに味わった事ないぞ?
良く分からないままにカンで調味する。
夫にお味をきくと、「うん?うまいぞ。」
へー、そうなんだ、変わってない?
「別に、今までの味付けだけど?」
だけどね、がーんっ!
私には味が分からない~。
せっかくの夕食、夫自慢のポテトサラダも、スープも、ハンバーグも、
みいーんな味が分からない~・・・
舌の上に何かがあって邪魔をしているカンジ。
舌苔のチエックはちゃんちゃんとしているし、現にきれいです。
毎日口腔チエックを欠かさなかったお陰で、
先日はいち早く舌にできたヘルペスを発見しすぐに治療してもらい事なきを得たしね。
しかーし、こりばかりはお手上げ。
あ、今日のタイトルの「味わう」は、
食べものの味覚障害の話ではなくて、別の話だったのですが。
うーん、これ以上書く余裕が無くなってしまったので、次回覚えていればということで。
自分にとって都合の良い事も悪い事も全部ひっくるめて、
今の瞬間を味わうという話のつもりでした。
さあ、これから病院に持って帰る荷物を詰め、
お風呂に入って5時までには帰院せねばなのです。
ではでは、またこのブログでお会いできますように。
稚拙なブログ、しかも長すぎ、こんなの読んで下さる皆様に感謝をこめて。
いつもどうもありがとうございます!