スージーとの攻防 [わんこ]
おかあさーんっ、あ・そ・ぼっ!
庭からスージーが呼び立てる。
手すりに前足をちょこんと掛けて私を見るしぐさが可愛いったらない!
どれどれ、この姿をカメラに・・・・・
ところがカメラを目にすると途端に余所を見てしまうスージー。
このブログの古い読者はお分かりですが、
スージーは若いころから雷や稲光が大の苦手で、
ごろごろ、ピカピカが始まると今にもショック死するのでは?
と心配になるほどのウロタエぶりで、
暗い所に身を隠し(頭隠して尻隠さずを地で行く)、
ひたすら耐え忍んでおりましたんです。
そこを無慈悲にもカメラを向けてあろうことかフラッシュまでたいてしまい、
とことん怖い目に合わせてしまった鬼の母がこの私であります。
あれから何年も経ち、雷にはさほど怯えなくなったのに、
私のカメラには今でも異様に反応してしまうのでございます。
すまん、すっかりトラウマになったんだね。
一時は携帯なら騙されていたのに、
今では学習してしまい携帯を向けてもすぐに目をそらすのだ。
うーむ・・・・・
これならどうだっ!
手すりに大好きなおやつを置いてシャッターチャンスを伺う。
ところが、何度繰り返してもテキの方が上手だ。
私がカメラを向けた時にはもうパクリと食べ終わっている。
くそっ
おやつでお腹いっぱいになったスージー。
はい、完敗でございます。
あ、えみりはどうしていたかって?
やつはそもそも手すりに届きませぬ。
スーとの攻防を横目に見つつ、
傍にお座りしているだけで、おかあさんからお情けのおやつを貰っていたのでございます。