挫折したクッション [機織]
肩コリに気を付けながら編んでいたつもりではあれど、
今日は首が回らない。(借金に非ず)
前回は左右、上下もままならなかったので、
それを思えばまだ症状は軽いのですが。
鈍い痛みがあり、ゆ~っくり動かさないとグキッときます。
はあ~・・・・・
ま、雪は積らないけれど寒いので終日炬燵のお守をしていましょう。
さて、昨日の記事にコメントを下さった方が、
どんだけ私が働き者かと思い違いをなさっているようなので、
今日は恥ずかしい姿を晒さねば。
上の画像はですね、
2002年に雲南市木次町に1年暮らしていまして、
そこの「健康の森」という所で飼われていた羊さんの毛刈りを町の広報で知り、
毛を頂き、その羊毛でクッションを織った物です。
織り機ではなく木枠で織ったので、35×36cmの小さな物ですが、
しっかり地が厚くて、以来10年私のお尻の圧に良く耐え、
紡ぎや機織時に活躍してくれているのです。
汚れれば家で手洗いできるしね。
で、2009年また電話して毛刈りの日時を聞いて出掛けました。
その時の毛刈りと後日毛を洗うのに奮闘した様子は楽天のブログに書いていますので、
関心をお持ちの方はこちらをご覧くださいませ。
↓ http://plaza.rakuten.co.jp/watanto/diary/20090521/・・・健康の森
http://plaza.rakuten.co.jp/watanto/diary/20090523/・・・毛洗いの様子
で、良く乾かした毛を機に掛けたのですが・・・
あれから幾歳月・・・
今ではいつ機に掛けたかも覚えていない昔の事になり果て。
たぶん熱い夏の盛りではない筈なので3年くらい経ってしまったのか?
織り機はもう1台、4枚ソーコーの足踏み式があるので、
機織はもっぱらこちらを使用してたいした不自由はなく過ごしておりました。
あとちょこっと試し織りするには卓上機もあるし。
だけどいくらなんでもそろそろ何とかしないとね。
これが機織途中で挫折したままのブツです。
三分の一ほど織ったところで毛が無くなってしまいそのままに。
ここで言い訳を。
実は2009年に毛刈りした羊さんたちはみんなお年寄りばかりで、
毛の長さが短くてですね、
このクッションのように、毛の束を経糸に結び付けて織るには
長さが足りなかったのです。
2002年の時はみんな若い盛りですもん、毛の質も良く長さもたっぷりとありましたんですよ。
ところが今回の毛はあれから7年、みなさんお歳を召された方ばかりでして。
係の方に若い羊は飼われないのですか?とお聞きしたら、
今の羊が亡くなったらそれで羊飼いは終りです、とのことで。
以前25頭いた羊さんたちも、もはや5,6頭に減っていたのです。
で、このままにしておくのも如何なものかと、
ア○ン○さんに羊毛を注文したのですが、
これがまた短かかった。
うえーん・・・・・
で、ポキン(心が折れた音)。
いやいつまでもこれではならじ。
もう少し温かくなればもう色目の事など言ってる場合じゃないんで、
なんとか毛足の長い羊毛を探して織りを終了させねば。
欲をこいて機の幅一杯にしかけてしまったのよねー。
小さい物にしなかったのが悔やまれる。