終に・・・ [暮らし]
いつかこの日がくると覚悟はしていましたが・・・
そろそろ春蚕はいかに?と電話してみたら、
「ごめんねー、今年からやめたんだわ」
「あーそうですかー、残念だけど仕方ないですねー。
今までほんとうにありがとうございました。お世話になりました」
がっくし。
県東部で唯一残った養蚕農家さん。
7年前から春と秋の年2回繭を頂いていた方が、終にやめられた。
ご高齢のご夫婦で毎年、来年はないかもとおっしゃっていた。
今までよく続けてこられたと感謝です。
おかげで生繭から糸を引くという得がたい体験を
させてもらえたのですもの。
繭は無くとも、今までに貯め込んだ繭ケバが7年分ある。
桑の葉っぱやらワラ屑やらのゴミだらけになっているけれど、
きれいに掃除して糸を引こう。
それに作り貯めた真綿もあるしね。
だけどなー・・・
残念だなー・・・
卵から孵してお蚕さんを飼っていらっしゃった方なのよねー。
ノウハウも、道具もこれで消えていく・・・
ほんとに、とっても残念ですね。後を続けてくださる人がいるといいですのにね。こういう技術はもう個人でやっていく限界をとおりこしていますよね。
こういうことに国が力を入れてくれるといいのにね。
by nagomi (2010-06-10 21:53)
お早うございます。
止められたご夫婦も寂しいですね。
蚕の道具、保存しておかないと、消えます。
by 夏炉冬扇 (2010-06-11 06:41)
linen girlさん、私が20年若かったらなー、なんてね。
ほんと、個人ではもう無理ですね。群馬に研修に行った時も
既に危ない状況でしたものね。
夏炉さま、はいFさんご夫婦が一番寂しく思われていることでしょう。子供達が見に来てくれたり、蚕を学校で飼うお手伝いができてうれしいと、採算度外視で、体が動く限りは続けるとおっしゃっていたのですから。
道具もねー、使う人あってこそですものね。
by 紡ぎ暮らし (2010-06-11 08:56)