クサギ採取行 [染め]
今日は雨の予報でしたが、
お昼前になってもまだ気配無し。
もういかになんでも残っていないよなあと諦めていたクサギ採取なのですが。
もしや?だめもとだし、そういやー去年も遅くまで取りに行ったような・・・
と、未練心がふつふつ。
車の後ろにビニールシートを敷き、必須グッズの「高枝切りバサミ」を入れてお出かけ。
毎年取っている場所に20分ばかりで着く。
あらー、まだあるじゃーん!
ラッキー!
ではさっそく、高枝切りバサミをセットしてさあ取るぞ。
しかーしっ、
よろよろっ・・・
おっととと・・・・
あれれ?
私の腕ではハサミが支えられない(涙)。
そ、そんな・・・
クサギの実は木のてっぺん辺りの高い所に、ほーら取れるもんなら取ってみろ。
と言わんばかりにあるのよねー。
いや、低い所にもたまにはあるんですがね、
だいたい高いところにある。
ハサミを延ばすと当然重くなる。で、私の腕では支えられない。
と相成りましたです。
こんなに筋力が落ちていたのか?
お宝を目の前にして、手の届くところしか取れないなんて。
車に戻ったらポツリと雨、あっと思う間にザーザー雨が。
天気予報的中。
ま、うろうろせずに帰りなさいってことなのね。
採取したクサギは車の後部座席に積んで出発。
たったこれっぽっちかー・・・仕方ないけど。
他人から見れば、これが「無理をする」ってことなのかも?
退院してまだ体力も無いのにいきなり染めの材料集めに行くなんてねー。
だけど、私にすれば、無理どころか、体と心のリハビリにこれ以上のものはおまへんのどす。
さて、帰宅後しばし休み、
車からクサギを出し物置きに持ち込んで枝から実を外す作業に没頭。
1時間経過。500個の実を外す。
上の画像、右から実の付いたクサギ、下が外した実、左が用済みのやつ。
500個ったってねー、直径5mmくらいの大きさだもん。一握りしかない。
後半分を残して今日の作業はここまで。
残りの枝はまた車の中に戻し、クサギの実は冷蔵庫に保存する。
これで何を染めるかと言いますと、
昨年染めた手紡ぎの木綿糸がね、
クサギでとってもきれいに染まったのですが、
日当たりすこぶる良好の私の部屋に1年置いたら、
なんとなく色が褪せたような気がするのよね。
編み糸用に双糸に撚り合わせ、せっかく玉に巻いたのに、
染めるには玉では駄目なので、もう一度カセに巻き直す。
全部で400gばかり。うーむこれではクサギが足りるわけないわ。
明日また行ってみるか?
昨年のブログを見たら、
10月8日にお初採取してから25日まで数回採取行していた!
クサギはだいたい10月10日前後に熟れると思っていたのだけれど、
結構長く採取できるんだ。へえー・・・
明日も雨の予報だけど、今日みたいに合間を縫って行けたらいいな。
ちまちまあれこれ [編み物]
はい、本日は昨日予告したベッド上でのちまちまをご覧頂きますよ。
前回外泊時のブログでアップしたレッグウオーマーがいたく気に入りましたもので、
もう一足同じデザインで糸を替えて編んだのがコレです。
↓
1作目の青いのは極太糸。2作目は中細と合い太の2本取りで。
お次は編み込みのレッグウオーマーを。
↓
編み始めは調子良いんだけどね。 あれれ?途中で地糸が無くなっちった!
仕方ないから違う色を地糸に。なんだかなあ・・・ちゃんと確認してから編めよ。
とはいえ編み込みは裏に糸が渡るから温かいことこの上ない。
さて、3つもあればもういいでしょ。お次は何を?
そうそう、お直しあれこれをいっぱい持ってきていたんだわ。
末の息子が高校生の時に使っていたマフラー。
今では私がわんこのお散歩時に愛用していたんだけど、
長年の使用にさすがにくたびれてあちこち穴だらけ。
まずはこのお方からね。
穴空き部分6箇所を別糸で編んでくっつけた。両端のほつれもかがる。
これで4,5年はいけるぞ。
さて、今度は靴下の穴をかがらなきゃ。
私のかかとは夏季を除きいつもガサガサだからね、靴下にすぐ穴が空いちまう(-_-;)。
いつかいつか直して履くからねの約束を叶えなきゃ。
穴より一回り大きな丸を編み、穴の周りにくっつけてちくちく縫えば出来上がり。
こういう時は隠さず、目立つ色でアップリケ感覚でね。
これがけっこう楽しいんだなあ。どうせ私のもんだから好きにできるし。
さーて、まだ毛糸が余ってるからね、今度は苦手な靴下に挑戦するか。
購入しただけで積ん読だった靴下の本がとってもすぐれものだったことを発見!
何故なら、
こいつはかかとを後から編むタイプ。
普通は履き口から編み始め、かかとを引き返し編みで編んでつま先まで編む。
しかし、これはかかとを別糸で編み引き返し編みが無く、
後からかかとを編むやりかたなのです。
そうすると、かかとが破れても、あとからかかとだけを編み直せる!
なーんて私にぴったりな編み方なんざんしょ!
では実行。
履き口から編み、黄色の糸がかかとのところ。で編み終るとこんなかんじ。
これはいい!で、今2足目に取りかかっております。
さて、あとひとつは、きんちゃくです。
売店でのお買いもの用にお財布と携帯とハンカチが入れば良し。
小さいけれどお役立ちアイテムです。
これでレッグウオーマーや靴下を編んだ青い毛糸は20センチを残して使い切りました。
こうして並べてみると、死んだような病院生活の合間にけっこうちまちま作っていたんだなあ。
全く針を持てない日々もあったけれど、5分でも10分でもやる気さえあればできるもんだわ。
手首から先は薬の副作用で痺れているけれど、
縫い針は無理でも、編み棒なら持てるし、毛糸のとじ針がギリ持てる。
これは編みなさいってことよね。
と、勝手に解釈しなんぞかんぞでできたものでございます。
自己満足のつらつらをご覧下さってありがとう!
ではまた明日。
追伸
昨日コメントの設定を、「管理人の承認後」といたしましたが、
皆さまのコメントにお返事を書くのにもいちいち承認せねばならぬことが判明。
うー、めんどいなあっ!ええい、外してしまえっ。
と、相成りました。
以後コメントはフリーです。奮って書き込み下さいませ。
ぼおー・・・ [暮らし]
昨日はあれからもう一品、里芋の汁を作ったのですが、
NHKさんごめんなさい。似ても似つかぬ物に・・・
里芋は確かに入れましたよ。
が、その他大勢もどっちゃりこと入りまして、
私お得意の具沢山ごった煮汁と相成りました。
いえね、美味しければなんだっていいんですっ!
味見は夫にしてもらったので大丈夫でした。
あああー、それにしてもこの味覚異常は何時になったら治るんだろう?
手足の痺れも辛いけれど、味が分からない方が辛いのよね。
ボヤいても仕方ない。
命が助かっただけでありがたいと、
感謝、感謝の日々は何処へ行ったんだ?
あれが嫌、こいつも不満と、
何時の間にやら不平不満のてんこもり状態。
初心に帰るんだっ私。
さてさて、
今回の帰宅では何ーんもしなくてぼおーっとしてます。
まだ、夕食しか作ってないしね。
なので、
病院のベッドでちまちま作っていたやつのお披露目をいたします。
あ、しまった、これは明日にします。
こうやっていつまでもだらだらと続く私のブログ。
テーマもくるくる変わるし。
分かったぞ。
一つのブログには一つのテーマなのだ。
今日のテーマは「ぼおー」。
うーむ、記事とテーマが噛み合っていないなあ。
病院では何かしていないと落ち着かなくて焦っていたけれど、
家では何にもしなくてぼおーっとしていても楽しめている、
と言いたかったんですがね。
やはり、かなり頭もダメージを受けたんだな。(ということにしておこう)
では明日は病院のベッドで作ったあれこれをご覧くださいませ。
あ、もうひとつお知らせが。
今までスパムコメント防止のためコメント蘭を閉じていましたが、
自宅にいる間はと、今日からコメント蘭を開きました。
が、少し面倒に。
コメントは認証後表示されます。
煩わしいですよね、ごめんなさい。
これから様子をみてフリーにするかもですが、とりあえずこれでやってみます。
ご飯のお供 [暮らし]
今回の一時退院では、今までの3週間毎2泊3日の外泊とは、
較べものにならない頭と体力の衰えを痛感です!
昨日は帰宅後、カバン4つに詰め込まれた荷物の片付けを。
二つ終わったところでギブアップ。
今日は残りの二つをやっと片付け、1時間ばかりお昼寝。
午後3時からそろそろ夕食の準備を。
なんせ時間がかかりますからね。
今日のメインデイッシュは、
生協の餃子を焼くだけという夫からの命令。
へいへいお易いご用で。
しかーし、アンタっ!
主婦歴40うん年のおいらにそりゃあんまりな。
いや分かってますよ。4か月も主婦してないもんね、
あなたのお優しいお心は分かっていますとも。
でもさ、ちょいと反抗を。
昨日おいらが作った夕食は、
アジの南蛮付けに、ホウレンソウときのこ三種のお浸しとイカとカブの煮付け。
一か月前から続く味覚異常でさっぱり味が分からない状態で作ったにしては、
家族の反応も良かったのですがね、いつまでもこれではマズイでしょ。
で、本日はNHKさんのお力を借りて、レシピ通りに作りましたのさ。
「きょうの料理」を買いこみ病院のベッドで毎日お勉強していたもんね。
やっと退院したからには腕を振るわなきゃ。(振るう腕があるのか?は置いとく)
昨日使った残りのきのこがあるし、しょうがもあった。後こんにゃくも。
では、しょうがのつくだ煮と、きのこのつくだ煮、中国風こんにゃくのきんぴらを。
みんなピリ辛味だけど、お伴だからね、メインじゃないからね、
それに作り置きできるのが一番なのさ。
で、苦闘1時間半。
手前がしょうがのつくだ煮、左上がきのこのつくだ煮、上がこんにゃくのピリ辛。
右端にちょこっと覗いているのがNHKさんのテキストです。
これだけ作ったら、
気力、体力、時の運(byバブルの頃の某有名クイズ番組のコピー)
全て使い切った気がする。
ぜーはーぜーはー・・・・
息切れがひどくてしんどい。休み休み作ったんだけどなあ。
後は焼くだけのメインデイッシュだし、
もしも体力が回復したら冷蔵庫の底に転がってる里芋見付けたから、
芋子汁作りたいけどなあ。
まあ、ひと月は自宅におれるのだから一度にしないように。
焦るな、焦るな。
一時退院 [暮らし]
みなさんこんにちは。
私、本日めでたく一時退院いたしました!
6月28日に入院してから、2泊3日の外泊を4回ばかり間に挟んだとは言え、
4カ月の入院生活は長か~ったです。
もう勘弁してくれっ!病院生活堪能いたしやしたぜ。
なのですが、
あくまで一時退院でございます。
早くて一か月後、遅くとも二か月後にはもっと過酷な、
メイン治療が待っておりまする。
ま、その話は少しずつね。
本日は午前11時に帰宅。
今回の2クール目は心身共にかなりのダメージを受けまして、
もう頭も体もぼけぼけのぼーけぼけとなりました。
しばらくは相当のリハビリをせねば日常には復帰できないなあ、なのです。
その話もこれからぼつぼつと・・・
で、今日は何の話?
私の事ですもの、そりゃあ綿畑に決まってますがな。
私が病院にいる間せっせと畑に通ってくれたGちゃんのおかげで
こんなにすっきりした畑になっていましたよ!
いつもありがとう、ごんちゃん。昨日も来てくれたんだよね。
畑の全体像。緑綿も白綿も終わりかけかな?替わりに勢いづく茶綿。(殻ですが)
柿の木だよね?どう見ても。 あなたはじゃがいも!
どうやら生ゴミからでてきたみたい。
いやー、前にも生ゴミからかぼちゃやじゃがいもは結構収穫したけどさ。
柿まで出てくるか?
2012-10-07 [暮らし]
昨日の夕方4時少し前、
スーパーまでの片道800メートルを、
ほたほた歩いてお買いものに。
途中でへたばったらどうしよう?なんてことは思いもせず、
キャリーとお買いものトートバッグを両手に持って。
行けるやん!
ふらつく事も無く(骨髄検査の直前ベッドでふらついたら、これから多々出て来ますと宣告された)
帰宅後もちょくちょくめまいや立ちくらみに襲われていたのですが、
スーパーの往復中は何事も無く無事5時には帰りつきました。
あー、久しぶりのお買いもの!いいなあー。
病院の売店でちまちまおやつ買うのとは全然違うわ!
一応夫からは、これとこれを頼むと夕食のメニューを聞かされていたのですが、
自分が食べたいものをね。
魚のフライにかぼちゃとさつまいもの天ぷらに、ごぼうと人参のかき揚げ、
わけぎのぬたにきゅうりの中華風漬物。
きのこと豆腐たっぷり、具沢山の味噌汁。インゲン豆と人参のゴマ和え。
ついつい重たいものばかり買ってしまったけれど、
大丈夫キャリー持参だもの。
ころころ引っ張って帰ったけど。軽い軽い!
今日の夕食は冬瓜の中華風スープに、ヒジキの煮ものに、ナスの味噌焼きを作って、
さあ、今から病院に帰らなきゃ。
点滴片手に先生さまがお待ちかねでは?
土、日、祝日関わりなく毎日患者のためにご出勤の主治医さまはじめ担当医さまを
お待たせしちゃーバチが当たります。
ではこれにて。
あと三週間、気力だけでも振り絞って頑張らねば。
クラス会が待ってるからね!
あ、先ほど行ってきた畑の様子もアップ。
遠目過ぎてよく分からないでしょうが、 これだけ収穫できました。
では、また三週間後ブログ上でお会いできることを念じて。
邪魔な人 [暮らし]
今日は「味わう」についての一考察を。
なーんて昨日予告したはいいけど、
だみだこりゃ。(やっぱりねー)
うーむ、まだまだ掘り下げる必要がありました。
んで、本日のタイトルは、
「邪魔な人」。
って、はい、この私めのこってす。
誰にとって邪魔なのか?
それはもちろん夫にとってでございます。
私が6月末入院して7月初めに手術。
その後の思いがけない展開にこの先どうなるのか、
目処も立たない状況に投げ込まれた夫。
当初はとにかく私が抜けた毎日をどう回していくのかで精いっぱい。
1か月、2か月と経つうちになんとかサイクルが回り出す。
そこへたった2泊3日の外泊が許されたと意気込んで帰宅した私とバトル勃発。
夫と私との意識のすれ違い。
彼にしてみれば、たまに帰ったからといって私にできる事なんか何もない。
むしろ下手に手を出されちゃ迷惑この上ない。
が、そこまであからさまに言って私を傷つけるのもなあ。
などと我慢している内についに爆発して今までの憤懣をぶちまけた。
ってのが9月11日のブログ「すれ違い」のお話でした。
うーむ、そこまで追いつめていたのかと私大いに反省。
したはずなれど、反省ぐらいでは追いつかないらしい。
10月1,2,3日に外泊し、中1日置いただけで、またもや5、6、7日と私が帰宅。
想定外の事態に彼のペースは大いに乱され、不機嫌極まりないんだよなあ。
おいら、帰って来ない方が良かったんじゃね?
と以前の私ならいじけちまって、すぐにでも病院にとんぼ返りするところなんだけどね。
(実際、初めてのお泊まりの時には夜中に帰ろうとして娘に諭されて踏み止まれた。)
あ、こんな事書いたからと言って、ずいぶんな夫じゃござーせんこと?
って公開処刑を目論んでいるわけではありませぬ。
私たち夫婦の両方を知っている人に言わせれば、
あの夫にここまで言わせるとはどんだけ私が酷い嫁かと。
そりゃねー、彼の身になれば落ち着かない事はなはだしい。
3週間毎に2泊3日で帰宅しちゃーかき回され、
後3週間すればどうやら一時帰宅できそうだけど、
12月末にはまた入院して、今度の治療期間は3カ月か4カ月か?
じゃあ、その間私を日常に組み入れるのか、今まで通りにお客さんにしておくのか。
などと段取りの夫にすれば悩ましいこと。
で、「なるべく邪魔にならんようにしてくれ」という発言になるわけですよねー。
かわいそうに。(もちろん夫がです)
なんせいつ死ぬかわからん私なんだもんね。
あまり邪険にすればチクチク心が痛むし。(だよね?)
そうかといって自分の引いたレールは死守したい人だから、邪魔が入るのは拒否。
私は彼のような繊細さは爪の先ほども持ち合わせが無く、
アバウト、おおざっぱ、出たとこ勝負、あらかじめ決められた道なんてウンザリさ。
ではありますが、私よりはるかに辛いのが夫であろうことぐらいの想像はできます。
となると、私にできることは、気の付く範囲だけでも、
お邪魔にならないようにするしかない。
ってねー、できるかしらね?
やっちまってから、あ、これって余計だったのかと、
毎回毎回同じ事の繰り返しで少しも学習しないんだからなあ。
しゃあないわ。
お互い65年も72年も生きて来て、
今更生き方も考え方も変えられないんだものね。
できることならこれ以上のストレスを夫に与えないようにしたいとは思うけれど、
かけ違ってからしか気付けないからなあ。
不作の嫁だものね、諦めてもらうしかないと開き直ろう。
続きましての外泊 [暮らし]
なんと、
本日またもや外泊許可が出ました!
本来なら、帰院した翌日、4日から治療が始まる筈でしたが、
担当医さまのご都合やら、その他諸々で、
日曜日、7日より点滴を始めるとのこと。
昨日はまだ治りきっていない肺炎のために抗生剤の吸入。
本日は骨髄穿刺検査。
で、朝の回診時に骨髄検査が終われば帰宅OKです。と!
最初は午後2時の予定が、他の患者さんも検査があり、
続いて私もということで、11時過ぎにして頂くことができました!
じゃあ、お昼過ぎには帰れるってことですね!
うわーいっ!バンザイ!
もう気もそぞろ。
検査が終わると、さっさと寝巻を着替えて(ほんとうはしばらく安静にしてなきゃなのですが)
お昼ご飯を5分で食べ、
朝から夫にお迎えの件でメールしておいたので、
これでいつでもいいよーとノーテンキなメールを。
しかーし、夫には夫の都合ってもんがある。
今飯食ってるっ!12時半に家を出るからとお怒りメール。
へーい、お願いいたしますです。
ちょい早めだけど病院の玄関で待つ事しばし。
こうして待っていても外の空気を吸えるだけで嬉しい。
風を感じられるだけで嬉しい。
日の光をガラス越しでなく直接浴びられるってことが嬉しい。
夫のお迎えもう少し遅くてもいいくらい堪能していました。
それでも1時には帰宅。ありがとう!
新聞読んだりコーヒー飲んだり(先生から1、2杯ならとお許し出たので)と、
くつろぎタイムを。
さて、2階に上がれるかな?
たった4日前には手すりにつかまっても上がれず這って上がった階段が、
今日は手すりにつかまればゆっくりゆっくりならなんとか上がれました!
あの3日間の我が家リハビリ効いたよねー。
この間の外泊で、
いかに病院生活が単調かが身に沁みたので、(だから頭も体も精神もボケボケに)
帰院時に編みもの用の糸や道具をしこたま持参し、
昨日から取りかかったレッグウオーマー。
本日の骨髄穿刺前に完成!
急に肌寒くなり冷え症対策に良いんです。足を温めると体全体が温かいからね。
既に寝巻の下にはスパッツを履き靴下も。
で、このレッグウオーマーで最強の組み合わせなのさ。
結構簡単にできたので、帰院したら2足目にとりかかろう。
この写真で気がつかれた方は私と同じかな?
私は手袋や靴下など一対の物は、
このように1模様(今回は12段が1模様)編んだら、もうひとつを編みと追いかけて編みます。
ひとつ編み終ってからもう一つをなんてしたら、絶対挫折しますもので。
(過去に数々の挫折の山が)
さ、今日はこのあたりで。
明日は「味わう」について(いいのか?今からタイトル決めちゃって)
いや、そんな期待を持たせるつもりは毛頭ございませんです。
なーんだ、というかなり底の浅い考察でありますからね。
ただ、私にとっては発見でしたので、シエアしたいなと。
それでは、また明日。
味わう [暮らし]
朝9時、長靴を履き、麦わら帽子をかぶって、鍬とカマと、カメラ持参で出発。
昨日より確かな足取り、うんこれはいいぞ。
さっそく適芯からね。
適芯というのは、綿の茎のてっぺんを摘み取る事です。
綿の実は側枝にしかつかないので適芯することで、
側枝の成長が促され沢山実が付くのです。
ってねー、自分で収穫できもしないのにこんなことしてもなあ。
とは思いつつも毎年してきたことだからね。
こういう状態の綿のてっぺんを 摘み取り、ついでに下草を刈って
下に敷き詰めて終り。 緑綿228本摘んで終了。
だけど、放っといても草ってこんなふうに枯れて自然に横倒しになってくれるんだよね。
人間が余計なことをする必要なんてないんだよなあ。
いや、草に負けないように見守る事は大事なんだけど、ある程度いけば放っといても。
ところが人目を気にすると、あまりにものぐさにみえてもまずいからね。
(気にかけていますからねという地主さんへのアピール)
今は青々と茂って綿の邪魔をしているように見えるツユクサだって、
このままにしておけばいずれ枯れて綿の栄養になる。(よね?)
なんぞとつぶやきつつも、手を動かすのは楽しいし、
下草を取ると、ダンゴ虫が塊になってもぞもぞ這いまわってるのを見たり、
あららん!綿の茎にはアブラムシがびっちりじゃん。
おおこちらにはちゃーんとテントウ虫さんも控えて捕食体制とってはる。
なんてしてる間にお昼のサイレンが!
へ?もうこんな時間?
結局張り切って持参した鍬もカマも、今の私の体力では使えずに、
適芯用の剪定バサミで下草もチョキチョキ。
畑に座り込んでの作業なので力は要らないけれど時間はかかる。
3時間の劇的ビフォー、アフターの結果は↓
昨日の夕方 今朝
そこはかとなくこざっぱり感にあふれています?
今朝はちゃんと夫に断って出たとはいえ、こんなに時間がかかっていいわけが無い。
さあ、帰ろ。
あ、足が上がらない~。
使えもしないのに持ってきた鍬にカマが重たい~。
かっくん、かっくんする足をなだめすかしながら帰宅。
夫が用意してくれたカレーを食べ、
午後は二階の片づけの続きを。
って無理でした。
どうにも体が動きまへん。
無理するんじゃないってみんなに言われてますが、
私には無理ってのがわかりませんのです。
自分ではこれくらいできるじゃろ。が、やってみればできまへん。
やってみなきゃわかりません。
で、毎回違う事象にその都度おろおろじたばた。
今回の2クール目の治療中一番辛かったのは、
主に腰や胸、肩や背中といった上半身を突然おそった痛みです。
初めは我慢できていたのが、
だんだん夜も眠れなくなり、気力は無くなるし、
いったいこの痛みは何時まで続くのか?これ以上広がるのか?今より強くなるのか?
不安におしつぶされる。薬を出してもらっても効くより先に不快感が強くて拒否。
後から出してもらった薬がやっと効いたと思ったら、
点滴が変わったらピタリとウソのように治まりました。
結局10日間苦しみ、心も折れた。
で、前後して出てきたのが、手足の先のしびれ。
これも、1クール目の早い時期にすでに両手、両足の指先には出て来ていたのですが、
2クール目に入ると、少しずつ強くなり、範囲も手の平と足の裏全体に広がるし。
そして、今回の外泊一日目、
ついに来た、味覚障害。
初日の夕食の一品は作ってくれとの夫の言葉に、
喜んでコマツナとがんもどきの煮びたしを。
ところが味をみると、なんかヘン。
にがいような、甘くはないけどヘンな味。
うん?
こんなカンジいままでに味わった事ないぞ?
良く分からないままにカンで調味する。
夫にお味をきくと、「うん?うまいぞ。」
へー、そうなんだ、変わってない?
「別に、今までの味付けだけど?」
だけどね、がーんっ!
私には味が分からない~。
せっかくの夕食、夫自慢のポテトサラダも、スープも、ハンバーグも、
みいーんな味が分からない~・・・
舌の上に何かがあって邪魔をしているカンジ。
舌苔のチエックはちゃんちゃんとしているし、現にきれいです。
毎日口腔チエックを欠かさなかったお陰で、
先日はいち早く舌にできたヘルペスを発見しすぐに治療してもらい事なきを得たしね。
しかーし、こりばかりはお手上げ。
あ、今日のタイトルの「味わう」は、
食べものの味覚障害の話ではなくて、別の話だったのですが。
うーん、これ以上書く余裕が無くなってしまったので、次回覚えていればということで。
自分にとって都合の良い事も悪い事も全部ひっくるめて、
今の瞬間を味わうという話のつもりでした。
さあ、これから病院に持って帰る荷物を詰め、
お風呂に入って5時までには帰院せねばなのです。
ではでは、またこのブログでお会いできますように。
稚拙なブログ、しかも長すぎ、こんなの読んで下さる皆様に感謝をこめて。
いつもどうもありがとうございます!
最強のリハビリ [暮らし]
こーんなに大変な事に!
私の背丈よりはるかに伸びた草のジャングル。
これはまずいでしょ。さすがに諦めて地主さんにお返しする旨を連絡。
いつ更地にされても仕方ないと思っていたら、
なんと、9月14日。
草刈りしとらいたぞーと夫からのメールが!
まあー、綿だけ残して草がきれいに刈り取られているではありませんかっ!
まさかこんなにして下さるなんて夢にも思わず、涙ぽろぽろです!
ありがとうございました!
その後ブログをみたKさんからも草刈り&収穫しますよとの
有りがたいお申し出にすっかり甘えてしまいました。
収穫の様子の写真も送って下さって、ほらこんなにたくさん!
緑綿の右側と下が弓ヶ浜綿。殻付きも。
その時の畑の様子がこれ。 いたれりつくせり!ありがとう!
緑綿 弓ヶ浜綿
ベッドにいるしかない私にとって畑に行ってお世話してくださることが、
どんなに慰めになったことか!がんばる張り合いが出た事か!
ほんとにほんとにありがとう!
さて今回の外泊、そりゃー畑覗かなくちゃね。
で、昨日夕方夫に車で連れて行ってもらったのだけど、
カメラの電池が充電切れ!あらら。
まあ、実際にこの目で見られたので良しとしましょう。
本日は例によって、(前回と同じパターン)
夫の目を盗んで畑に直行。
夫はそんな頼りない足取りで行ってくれるな、他人の目があるだろ、と。
私にすれば何を今更、それにたかだか150メートルばかりの距離だよ!
歩かなくてどうする!
で、がくがくする足を踏みしめつつ徒歩で畑に。
まあー、なんということでしょう~!
これはまさに自然(放任)農ではありませんかっ!
草の間から健気に育つ綿達!
綿畑全容右側4列は緑綿 弓ヶ浜綿5列
茶綿2列 草と間違われ、かろうじてこれだけ残っていた藍。
数株だけど花が咲いていた。大事に残して種取り用に。
今日は茶綿と弓ヶ浜綿のみ芯止めをして帰宅、明日緑綿をすればお終い。
未だに退院も叶わぬ身で、何故にここまでする?
うーん、なんでなのかなあ?
ただ、無性に畑を見ていたい、綿や藍を見たいし触りたいだけ。
今日の畑は農家の人からみれば、我慢ならない草だらけの無精もんの畑だよね。
だけど、私にとっては今までで一番素敵な畑でした。
草に覆われてはいるけれど、綿たちが、のーんびりと呼吸しているみたいにみえた。
いや、実際は間引きも出来なくて、びっしりと蒔いたままで大きく(小さめだけど)
育ってしまっているのだから、たぶん窮屈この上ないんだろうけれど、
この草とのからみがなんともいえずイイカンジなのよね。
って、ただの自己満足にすぎないか。
植えっぱなしで、地主さんやKさんのお助けがなかったら、
草に呑みこまれ尽くしてたぶん生きてはおれなかった綿達だもの。
人のお陰を忘れいいとこどりの私です。
だけどこれが私にとっては心身共に最強のリハビリだなあ!
お世話になった、地主さん、Kさんありがとうございました。
感謝感激です。あ、Kさんこれからも、たまにでいいから畑覗いてね。
と、どこまでも図々しいわたし。ごめんね、おかげですっかり立ち直ったわ。
ありがとう!
凹む [暮らし]
みなさんこんにちは!
2クール目前半が終了し、本日4度目の外泊です。
やはり今回も2泊3日ではありますが、
平日の3日間というのはありがたい。
さっそく今日は締め切りが迫っていた用事を完了!
はあー、やれやれ終わったー。
もんのすごいプレッシャーだったのね。この解放感たら無いわ。
さて、今日のタイトルの「凹む」。
はい、今回の治療は前回とは全く違っておりましたです。
いえ、治療のプロトコールは前回と全く同じなのですが、
私の体の反応が違ったというか、
体が付いていけなかったのでしょうね。
癌を甘くみてはいけないと思い知りました。
毎日昨日までは無かった副作用が現れ、だんだん我慢ができなくなる。
体が不調だと精神も一緒に不調。
とことん凹みました。
ところが体がだんだん回復してくると、
あんなに落ち込んでいた気持ちも徐々に上向きに。
うーむ。
前半戦でのあのハイテンションって何だったのか?
たまたま体調が良かったからに過ぎなかったのね。
私の本性ってこんなもんだったのか。
などと落ち込んでいる場合ではない。
精神がどうであれ、今は落ち込んだ体力を回復することが急務なのです。
そう、精神だけでなく、いえそれ以上に体力の落ち込みが激しくて。
今回急遽外泊が決まったはいいけれど、
3週間ほぼベッド上だけで暮らしたツケはハンパじゃありませんでした。
昨日のお昼に点滴が外れて、いざ、自力で歩いてトイレに。
あ、歩けない~?
点滴スタンドにすがらないと歩けない!
足が笑うというか足を上げた感覚がわからなくて、へたる。
なんじゃこりゃー?状態。
これじゃ帰れないと焦る。
這ってでも帰ると言ったってねー、現実無理じゃん。
で、急遽勝手にリハビリ開始。
初めはスタンドに縋って廊下を歩く。
ある程度歩けるようになったら、スタンドに頼らず自力で。
これがなかなかで。
あまりによちよちと頼りなく歩くのを見たお向かいの部屋の患者さんから、
大丈夫?と心配されてしまったけれど、あたしゃ必死です。
それでも夕方にはよちよち姿は変わらねどなんとかエレベーターまでは歩けるように。
よし、エレベーターまで歩ければ帰れるさ。
という乱暴な理屈でしたが、本日無事帰宅できましたのです。
午後からは市役所に行かねば。
玄関から玄関でなんとか任務完了いたしました。
7月3日の手術からほぼ3か月。
治療の合間にはこのまま筋肉が落ちっぱなしで良い筈が無いとは思えど、
動けない状態が続くとついつい無気力になる。
ベッド上でもできることはあった筈なのに、無策できた結果がこれです。
前回の外泊でも思ったけれど、
家で過ごすことは最大のリハビリですね!
今回改めて強く実感!
帰宅直後は息も絶え絶えだったのに、
半日、家の中で立ったり座ったりしただけで、
午後にはなんとかよちよちながらも外出できたし、
(もちろん一人ではありませんですよ。夫の介護付きなればこそ!)
何よりやる気というか、気力が充実してきたのには驚いた。
家族のありがたさも改めて確認し、
(いやーすぐに忘れる薄情者)
のど元過ぎれば吹っ飛ぶ感謝の念に想いを新たにいたしました。
さて、この凹む感覚。
もう少し考察の余地ありですね。
いずれまた。
ではまたまた長~いブログにお付き合い下さったみなさまに感謝申し上げます。